アエリアの監査法人変更は問題ない。

Well Investments Research のレポートでアエリアの監査法人変更を問題視する記事があったので、新日本有限責任監査法人という大手の監査法人が、どのような実態なのか気になったのでまとめる。

下記の記事はWell Investments Researchの一部

アエリアの財務情報を信じられますか?
危険信号 2
アエリアは、2017 年 3 月 1 日5
に、監査法人を、日本の 4 大監査法人である新日本有限責任監査
法人から、監査法人アヴァンティア6
という小規模な監査法人に変更する方針であることを発表
した。この監査法人の変更自体が危険信号である。
危険信号 3
アヴァンティアの他のクライアントの履歴も問題がある:
– 2372 アイロムグループ – 臨床試験のインサイダー取引により罰金が科せられた7
– 3674 オークファン- KPMG と会計や内部管理をについて争い、監査法人アリアという
会社に監査を移し、そのたった 6 週間後に監査法人アヴァンティアに変えた8
– 6656 インスペック – 相場操縦により罰金が課せられた9
– 9704 アゴーラ・ホスピタリティーズ – 2015 年の虚偽記載10により金融庁より罰金が
科せられ、2017 年にアヴァンティアのクラインアントとなった
危険信号 4
2016 年度に買収が 1 度も行われなかったにも関わらず、2017 年 3 月にアエリアが監査法人を 4
大監査法人から中小企業に変更した後の数か月の間に極めて多数の買収を行った行為が非常に
疑わしい。複数の買収行為自体が危険信号でもあるが、監査法人を大手から中小企業へ変更し
たすぐ後というタイミングが尚更疑わしい。
危険信号 5
アエリアの財務諸表は修正再表示ばかりであるが、このような買収を繰り返す企業の特に懸念
すべき点として、過去 2 年間11、財務報告に関する内部統制が不十分として指摘をされている。
2015 年度、2016 年度ともに、 アエリアは企業買収時の取得原価の配分に関し、財務報告に係
る内部統制は有効ではないと、関東財務局へ報告している。

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東芝の不正を許した新日本有限責任監査法人

アエリアが、変更した会社、「新日本有限責任監査法人」は、優秀なのか?

その答えは、NO

東芝の不正を見抜けなかった監査法人が、新日本有限責任監査法人

だとしたら、監査法人アヴァンティアに変更したことを問題視するどころか好材料と受け取れる。

参考記事

なぜ東芝の不正会計見抜けなかった… 「見下された」新日本監査法人

監査から逃げ始めた監査法人…東芝の不正見逃した新日本、契約打ち切りラッシュ

解約してるのはアエリアだけじゃない

ここ数年で新日本有限責任監査法人と契約を切っている会社は多い

大手では富士フイルムHD、人材派遣会社のジェイエイシーリクルートメントも去年契約を変えている。

監査報酬を考えても、信用できない大手に頼むより、中小企業の監査を多くこなしている監査法人アヴァンティアに頼むのは妥当

監査法人の監査報酬一覧

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楽天も新日本有限責任監査法人には苦言

楽天は2015年12月期の連結決算(国際財務報告基準=IFRS)で400億円ほどの、のれん減損損失を計上。最終損益は前期比37%減の444億円となり4期ぶりに減益。その時に、三木谷浩史会長兼社長は「監査法人の判断」と苦言を残している。

仏ネット通販会社や電子書籍の運営会社が減損の対象となり判断材料は監査法人によってことなる。甘く監査してもしょうがないが、納得のいく監査をする必要はある。

監査法人の変更は、問題ない

上記で述べたことを踏まえて、アエリアの監査法人変更は問題ないと考える。

ウェル・インベストメンツ・リサーチ アエリアのレポート

は、空売り推奨機関のレポートとは言え、過度に不安を煽る記事になっていると判断。

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